スタイリスト・岩田槙子さんが教える
着たい春服をよりよく見せる
ジュエリーの差し色
Vol.2Natural Stone Jewelry
みずみずしくミルキーな色合いで、
装いにクリーンで爽やかな印象をもたらす
「天然石ジュエリー」。
Vol.2では、スタイリストの岩田槙子さんが
天然石をあしらったリングとチョーカー、
ピアスのアレンジをご紹介。
きれいめな中にも凛としたムードを漂わせ、
自分らしく纏うヒントを聞きました。
ピュアなきらめきを放つストーンリング。立体的でほどよく重厚感があるリングアームとのコンビネーションで、クールな面持ちのシルバートーンジュエリーとも好相性。
色合いの個体差があるストーンに柔らかな印象が漂う分、角の立った「スナップピアス」と「リング」を引き締め役に。異素材の掛け合わせで、よりモダンなイメージに。
Stylist Comments
カットソーとデニムの定番スタイルに取り入れ、親しみやすいアレンジに。ストーンのみずみずしさが際立ち、カジュアルなアイテムにも優美な気配が加わります。２色が重なるよう、「チョーカー」を短く調節したのもこだわり。それぞれは華奢だけれど合わさることで存在感を放つ、そんなバランスが気分です。
落ち着いた光沢のブルーカルセドニーと２本のチェーンが顔周りに優しく溶け込む「ピアス」を主役に。合わせるジュエリーも、チェーンの配色と揃えることで統一感が叶う。
Stylist Comments
天然石×チェーン、ゴールド×シルバーと複数の要素が合わさった「ピアス」は、上品なだけでなくエッジも効いている。デザインの遊び心を強調するため、フレッシュイエローの装いでモダンに仕上げました。ストーンの乳白色が表情を柔らかく見せてくれるので、カラーアイテムにも手が届きやすくなるはず。
透明感のあるアメシストが耳もとを彩る「ピアス」を差し色に。２本の指に着用する「トゥーリング」を取り入れたら、２つのキャッチーな形状で魅了するコーディネートが完成。
Stylist Comments
天秤を連想させる「ピアス」のシルエットに視線がいくよう、タイつきシャツを選んで正面にポイントをつくりました。白シャツなどのマニッシュな服に、ストーンジュエリーを合わせるバランスも新鮮で魅力的。アメシストの色味とボトムのカラーをリンクさせたら、一体感のあるコーディネートが完成します。
Stylist Profile
岩田槙子さん
『GISELe』や『InRed』、『VERY』などの雑誌をはじめ、広告やカタログ、俳優のスタイリングなど多方面で活躍。品のよさと親しみやすさ、大人に似合うエッジを絶妙に織り交ぜたコーディネート提案に支持が集まる。
Photography_Michiyo Yanagihara(ende)
Styling_Makiko Iwata
Hair & Make-up_Rika Sagawa
Model_Julia P.(WIZARD MODELS)
Design_Riho Sato
Direction & Text_Riho Nawa
Stylist Comments
重ねてつけても軽やかなのは、ストーンに透明感があるおかげ。グレイッシュな色味を軸に、涼しげな２色を足しました。そんな自由で心ときめく手もとと調和するように、デニムにシアートップスをレイヤード。儚げなピンクによってデニムにも奥行きが生まれ、ストーンリングの個性が際立ちます。